ABOUT HENNA

ヘナはインドからモロッコなどの亜熱帯地域で生息する生命力の強いハーブ、緑茶の様な独特の香りが特徴的です。ヘナの持つ染毛作用、トリートメント効果は本来人間の生まれ持った美しさを艶やかに表現してくれる豊かな植物。ヘナは厳しい環境の中でものびのびと強く育ち、その生命力の強さは髪の毛にも活力や潤いを与えてくれます。ヘナの色素はオレンジとイエロー、レッドなどが基本となっていますが、収穫時期や地方によっても発色が異なります。時にヘナは好みの色に染まらない場合もありますが、私たちの生まれ持った素材であるメラニン色素に応じた色彩に発色するヘナは、本来の素髪の美しさをパーソナルに表現してくれます。ヘアトリートメントを超えて人の体を優しくいたわってくれるヘナは自然と調和したオーガニックケア。エネルギッシュで生命力に溢れたヘナトリートメントは、大地で生きるヘナのパワフルな力と恵を分け与えてくれるセルフケアにもご活用いただけます。自然と循環するヘアケアデザインを楽しみたい方へ、LIike Organicの安心で優しい植物との時間をお過ごしください。

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アーユルヴェーダ薬草としての古代からの歴史
インドの伝承医療アーユルヴェーダでは外から付けるだけではなく、薬としても服用してきました。牛の不妊治療や、余分な湿気をとり冷やす性質のあるヘナは神経を通じて全身に影響します。私たちのからだに溜まった熱を下げる働きがあると言われています。例えば東洋医学では、皮膚炎、皮膚病予防、吹き出物、止血、吹き出物、火傷、打撲、傷などの防腐剤の役割、女性の生理周期のバランスを整えたり不妊治療や血液の異常や睡眠障害などにも使われてきました。女性を中心に使用されてきたヘナですがもちろん男性の使用にも活用的な植物です。

#1 Component

 成分

ヘナに含有されている成分ローソニアアルバは、肝臓の毒素排出機能を促す効果があると言われています。東洋医学で肝臓は感情とも密接に結びついています。肝機能の不調はイライラや不機嫌さを感じたりなど感情のコントロールが難しくなるとき、感情を癒すサポーターにも働きかけます。

#2 Female Function

 子宮機能の調整

ヘナの語源は血液・子あるとの意味もさし古来からヘナは血液や子宮に良い働きをもたらすという意味で言われています。ヘナに含有されているナフトキノンという成分はホルモンバランスを整え、生理不順を調整する作用があると言われています。

#3 Relaxation

 リラクゼーション

ヘナの大きな作用として血液循環を促進する作用が挙げられます。頭皮の血流を改善し、結果として眼精疲労や頭痛の緩和などにも役立ちます。またローソニアアルバという成分は神経系のバランスも整え、副交感神経の働きを促し快適な睡眠へと導くとされています。

#4 Shanpoo

 抗菌・消臭・消炎作用

ヘナは頭皮につけた後、余分な皮脂を取り除き健やかに綺麗に毛根が生かされます。傷やフケがあった場合でも消炎作用、殺菌作用が成分に含まれるため、炎症が抑えられる働きがあると言われています。抗菌作用がヘナにはある為、ヘナは天然のシャンプーの役割になります。ヘナパックをした後はしばらくの期間の洗髪がお湯洗いだけでも十分なほどです。デリケートな肌の方やかゆみの解消にも優しく汚れを洗い流してくれます。サロンではヘナパックの後のお流しは湯しゃんでお仕上げさせていただきます。

#5 Hair treatment

 優しいヘアトリートメント

ヘナは髪の外側にあるケラチンの膜を守るようにコートします。そうすることで紫外線や空気の汚れなどから損傷を守ってくれ水分コントロールをします。髪に艶とコシを与え、・抜け毛予防・育毛促進・髪の保湿・ボリュームアップ・紫外線から髪を守ってくれ、ダメージの回復とともに髪本来のしなやかさが出てきます。

#6 Hair color

 安心安全なヘアカラーリング

ヘナには天然の色素成分が含まれています。髪につければ白髪には美しいオレンジ色に染め上がります。ピュアなヘナは白髪の部分だけにメッシュのようにオレンジや赤っぽいオレンジに染まり、黒髪には色は着色せずコーティングします。ヘナの粉末や染まり具合は育て方によって変化します。(日照時間・温度・水質・土質の違い・水・乾燥させる際の天気・古い葉・新しい葉など自然界の営みにより様々です)

#7 Repair

– くせ毛を整える

ヘナには髪の毛の一番外側にあるケラチンの表面を守ようコーティング保湿し、ハリコシを与える効果があります。一本一本がコートされ、紫外線や空気の汚れからも気を守ってくれるこの作用によって水分コントロールが働き、くせ毛特有のうねりやちじれが緩和されヘナを繰り返すことでまとまりやすさが戻ってきます。

※ヘナの体感は様々です。使う方の個人差によって結果は異なります。

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Indigofera suffruticosa – Köhler–s Medizinal-Pflanzen-076.jpg

# Indigo (藍)
藍色に近い色の染料。「トリプタンスリン」という抗菌成分があると言われています。ヘナの様に薬効成分やトリートメント力は弱いですが、ヘナのオレンジをライトブラウンやブラウンに染めるための補色の色を補う青色の色素をもつハーブとして使用します。インディゴはデニムの色落ちでもわかる様に定着力は弱めで染まりずらい特徴があります。しっかりと深いブラウンを希望される方はヘナをベースとした二度染めがお勧め。

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A hand-book to the flora of Ceylon (Plate XXXIII) (6430643637).jpg

#Cassia Aurikulata (カシアアウリクラタ葉)
マメ科の植物。無色ヘナ(カラーレスヘナ)とも言われるほど、トリートメント保護力のある植物。ヘナの色を気にする方にお勧めの植物ケア。肌にも塗ることもできるのでスキンケアにもお勧め。水分バランスを整え肌の質感や明るいお肌のトーンが再生されると言われています。髪のうねり、ちじれ、ごわつきが気になる方にも。